
薄毛のこと、誰にも言えずにスマホで必死に調べていたあの頃。
家族にさえ隠して、夜中まで画面をスクロールしながら見つけたのが
オンラインで買える薄毛治療薬でした。
これさえあれば、なんとかなる。
そう思ったのも束の間、目に飛び込んできたのは「副作用」という言葉。
初期脱毛
血圧異常
多毛症
心臓への負担
でも、これらの副作用も心配するほどの事ではない。
初期脱毛を過ぎれば、生えてくる。
身体への影響も、心配するほどの事じゃない。
ひとまず、オンラインの診断...。
受けてみようかな。
でも、勇気がでないまま
ミノキシジル内服薬を誰にも会わずに
安く、簡単に手に入れられる!
今すぐクリック!
そんな言葉で迫ってくるページをブラウザに保存して
そっと閉じた事を、今思い出しています。
薄毛治療薬って、誰もが知っているようでいて
何が本当なのか?
その薬って、どこにどうやって作用しているのか?
そこまで、詳しく自分で調べないと
誰もホントを教えてくれない...
あの広告をクリックできなかった自分の違和感
それを解消するために3か月以上かかって調べて...
そして、私はその後、第一候補だったオンラインクリニックを
最下位に落として、まったく別の選択をしました。
その選択が、私の髪を変えるきっかけになりました。
でもまずは、私が選ばなかったオンラインクリニックの「簡単お薬」について
私が調べて知った現実をお話します。
Contents
女性にとって「薄毛」は、家族にも言えない秘め事
薄毛治療薬の中でも、オンラインで簡単に手に入る
ミノキシジルの内服薬(通称ミノタブ)。
家族にも知られず、こっそり薄毛を治したい女性にとっては
とても便利なシステム。
私も、そりこみ部分の髪がすっかり無くなったとき
最初に考えたのはこのミノタブでした。
なぜなら、女性にとって「私が薄毛…?」なんて
自分自身が認めるのもつらいほど深い悩みだから。
家族にも言えず、一人で抱え込こんで
抜けていく髪に怯え続ける。
そんな孤独で自己否定の戦いだから。
広告では語られない「ミノキシジル内服」の本当のリスク
そんな女性の味方のように見えるミノタブですが
広告や「使ってみました!」というSNS投稿では
絶対に語られない真実があります。
それが
薬をやめたら抜ける
という、ゆるがない現実です。
実際、毛髪科学の講義で登壇していた
大学病院の教授(男性)はこう話していました。
「期限付きだと覚悟して、“今の現状”を維持するためにミノタブを使っている」
さらに、薬をやめると
「もし薬を使わずに進行していたであろう薄毛の状態」
まで一気に抜けることもある、と言います。
つまり、使い続ける限りは維持できても
やめれば必ず抜ける。これが事実です。
女性にデュタステリドが使えない理由
ちなみにこの教授は
ミノタブ(発毛)+デュタステリド(脱毛抑制)
の組み合わせで治療していました。
ただし、このデュタステリドは女性には使えません。
なぜなら、強力に男性ホルモンに作用し
胎児への影響やホルモンバランスの乱れが懸念されるからです。
デュタステリドは、薄毛の原因となる悪玉男性ホルモンを生む
「5αリダクターゼ」という酵素を強力に阻害します。
だからこそ強力で、だからこそ女性にはNGなのです。
スピロノラクトンの限界
女性の薄毛治療に登場するのが、スピロノラクトン。
もともと重度のニキビ治療に使われる薬
更に元をたどると...
スピロノラクトンは高血圧や心不全の治療薬
(特に「利尿薬」として使われる)
ミノタブ(高血圧の薬)+スピロノラクトン(高血圧の薬)って( -᷄ω-᷅ )༿
・スピロノラクトンは「カリウム保持性利尿薬」
・アルドステロンというホルモンの作用をブロックして
体にたまった水や塩分を排出する
・その作用の副産物として、男性ホルモン(アンドロゲン)の受容体を
ブロックする効果もあって
ニキビ・多毛症・脱毛の治療にも応用されるようになった
ホルモンに作用するけれど、デュタステリドほど強力ではありません。
スピロノラクトンは
悪玉男性ホルモンDHTが受容体に結合するのをブロックしますが
薄毛の原因となる悪玉男性ホルモンを生む
「5αリダクターゼ」という酵素に関しては完全スルー
薄毛スイッチであるDHTの生成を止めるわけじゃない。
効果は限定的。
実際、男性で「ミノタブ+スピロノラクトン」の組み合わせを
処方される人はいません。
スピロノラクトンは薄毛を完全に止められる薬ではないって事。
女性の薄毛治療薬は「商業的な妥協案」?
つまり、女性の薄毛治療における
「ミノタブ+スピロノラクトン」という組み合わせは
業界が「なんとか商業化したい」という都合で生まれた妥協案ともいえます。
現状のAGAクリニックでは
- ミノタブの副作用「浮腫・多毛症」を対処療法で抑える都合のよい補助薬として
- しかし、ミノタブの重度の副作用やスピロノラクトンのホルモン異常には目をつぶる
- それでも一時的に髪が欲しいなら使う
というスタンス
まとめ:それでも薬に頼りますか?
もちろん、一時的でも髪を取り戻したいという気持ち
痛いほどわかります。
でも、その代償が
「やめたら抜ける」
「副作用に耐える」
だということも知ってほしいのです。
私は最終的に薬に頼らない道を選び
自分の体と向き合いながらケアしてきました。
薄毛改善は薬だけではありません。
長期的に健康的に、自分の髪を守る方法もあります。
まずは正しい知識を持って、後悔しない選択をして欲しい。
そう心から願いながら、日々インスタやXで発信しています。
https://www.instagram.com/ci_bit211/?locale=ja_JP
https://x.com/bat1mom
関連記事はこちら
オンラインクリニックのページを閉じたあの夜
薬に頼らずに選んだ道が、私の髪を変えました。
その道のりについてはこちらにまとめています👇