喪中に厄年 初詣は忌中。違いがある厄除けと厄払いを知って安心参りを!

冠婚葬祭

厄年だし、来年は年の始めに初詣と合わせて厄除けを…

と思っていたけれど

突然、身内に不幸が。

喪中は初詣に行くものではないって言われているから

厄除けも見送ろうと思っていたけど

どうも良くない事が続いてる気がして

やっぱり厄年って何かあるものなのかな?と不安に思っている方へ。

 

思い込みや勘違い

え?そうなの?的な

喪中にまつわるホントの事を

葬儀に13年少なからず従事していた立場からお話しさせていただきます。

 

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喪中に厄年が!初詣で厄払いをするのは常識はずれになる?

 

喪中に初詣をしてはいけない。

一般的には、そんな風に思われていますよね。

来年は厄年だし初詣の時に厄除け兼ねて

お参りに行こうと思っていたところに家族に悲しみ事が。

 

自分の厄除けを優先してまで無理に初詣に行くこともないか…

と思いつつも

 

今年に限って、病気やケガが多かったり。

車をぶつけてしまったり、交通事故にあったり。

思わぬ出費で家計がピンチになってしまったり。

なんとなく人間関係がぎくしゃくしたり。

意に反して大切な人との別れがあったり。

仕事でミスを繰り返して職場での居心地が悪くなってしまったり。

 

なんだか、色々な事がうまくいかない…

厄年を気にしすぎなのかもしれないけど

今年に限ってなんで?前厄だから?来年は本厄だし、ちょっと恐いな。

 

そんな、良くない色々な事で、ふさぎ込んでいる自分にも嫌気がさしてみたり、

どうもモヤモヤ。

 

そんな時こそ『神頼み』じゃないけど自分の力じゃどうにもならない

不安定な部分の拠り所として

気持ちも新たに新年と共にお参りと厄除けができたらな...

って思っているんだけど

やっぱり、喪中に初詣って常識はずれなのかな?

 

と、悩んでる人って結構たくさんいるんです。

 

実は、喪中って期間が無い事を知っていますか?

 

期間があるとするならば、それは『忌中』

 

そして、喪に服しているんだから初詣はダメ

あれはしちゃいけない

これもするべきではない...

っていう事ではないんです。

 

年賀状も貰っちゃいけないんじゃないよって知ってましたか?

喪中はがきや年賀状の欠礼の『え?そうなんだ!』っていうお話は

喪中はがき 年末に亡くなって間に合わない時どうする?文例は?

この記事からどうぞ。

 

では、次の章で詳しくお話していきましょう。

 

喪中と忌中の違いを詳しく知れば厄年の厄払いが思いわずらう事なくできるって話

 

では、喪中の本当の話から。

 

喪中とは、喪に服すとか言いますよね?

その期間は一年だとも。

 

期間ですが喪は一年とは決まっていません。

 

神社本庁では『喪は故人に弔意を表わす期間』と説明しています。

「心にポッカリ空いた穴を埋める期間」だそうです。

 

悲しみに沈んでいたら、何もする気にならないですよね。

 

つまり『喪中』は何かを『してはいけない』のではなく

『する気になれない』というニュアンスです。

 

逆に言えば

何かをしよう!悲しみを越えて日常を取り戻そう!

と決意した時が喪明けです。

 

長いから短いからどう、という事でもなく

故人との関係性や繋がりにも関係してきますし

個々人それぞれの悲しみや寂しさとの向き合い方で

『喪』の期間は違うという事です。

 

ポッカリ開いた穴をじっくりと噛みしめて

長い間何もする気にならない人もいれば

ポッカリ開いた穴をどうにかして埋めて行こう

と前向きに考えて行動する人もいるでしょう。

 

これを踏まえれば、一年間初詣をしてはいけないという事ではない

とお分かりいただけると思います。

 

そして、『忌中』について

『喪中』と『忌中』の違いさえ気にしたことがなかった

というのがほとんどの人の感覚だと思います。

 

忌中には、一応の期間があるとされています。

『忌』は亡くなった人のために祈る期間だと言われていて

一般的には、仏教では命日から数えて49日、神道では50日

 

よく言われている

『死』は穢れだから神に近づいてはならない

というのも本来の意味から外れた迷信のよう

言い伝えのすり替わりのようなもので

 

実は忌中で制限されているのは神に詣る(参る)事ではなく

神主さん等が祭礼や儀式に携わることを制限している

というのが本来の意味合いです。

 

家に神棚がある場合

身内に悲しみ事が起こった時に神棚に半紙を貼るのも

神職の神主さんなどに代わって

家の神棚では家の者が祭事を執り行っているという前提での事。

 

悲しみ事が起こった時には

家の神棚で祭事を執り行わないように。

という封印のような意味で半紙を貼るというわけです。

 

これがいつのまにか

神社等に入ってはいけない。

などのように、湾曲されてしまったと言うわけ。

 

そして、明治七年に政府から太政官布告「服忌令(ぶっきれい)」というものが出され

忌中の期間について規定されたものだから

更にすり替わりが世間に固定されてしまいました。

 

忌中期間は原則仕事も控えなければならないという事もあり

現実味に欠けているという理由からも

現代ではすでに廃止されているものですが

参考までに。

  • 父母死亡時は 50日間忌中
  • 夫死亡時 30日間忌中
  • 妻死亡時 20日間
  • 祖祖父母死亡時 20日間
  • 嫡子死亡時 20日間
  • 異父母兄弟姉妹死亡時 10日間
  • 従兄死亡時 3日間
  • 妻の父母等死亡時 0日間
  • 養父母死亡時 30日間忌中
  • 祖父母死亡時 30日間忌中
  • 兄弟姉妹死亡時 20日間
  • 叔父叔母死亡時 20日間
  • 養子死亡時 10日間
  • 孫死亡時 10日間
  • 甥姪死亡時 3日間

誰だから何日とか言われてもな…

妻に対しての所業は冷たすぎなんじゃ?等々

色々突っ込みどころが多すぎて

なんと申し上げればよいやらの取り決めですね。

 

現代でも会社で忌引きが規定で決められていますが

これを基に現代風に短くしたもののようです。

 

どちらにしても、これらの様々な慣習や因習も踏まえて

『忌中』の49日又は、50日の間は

ハレ事(祝い事)は避ける事が望ましい

というのが一般的に広まっています。

 

この忌明けの時期に、納骨をする地域が多いのも

お骨を納めるべきところに納めて

気持ちの上でも日常に戻っていきましょう。

一応の区切りとしての期間。

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この頃には、神社等に詣でる事も良いでしょう。

というのが世間一般的な定説になっています。

 

とてもややこしい話になってしまいましたが

周囲への気遣いとして世間の定説に従うのも良しですし

正確な意味を知って堂々と初詣をするのも良し。

個人個人のとらえ方次第で正解不正解という問題ではないんですよね。

 

更にと申しますか、忌中でも神社へのお参りができる抜け道…

と言ったら弊害がありますが

お祓いを受ければお参りをしても良いとされている方法があります。

 

お参りの前にお祓いを受ければ神社に足を踏み入れてもよろしい?

その方法は3つ。

お祓いというと難しく考えがちですが内3つは

あなたも知っている簡単な事です。

 

一つ目

神社にお願いして神社の外で(鳥居の前で)お祓いをしてもらう。

ちょっと難しい
中の人ちまめ
二つ目

手水と鈴のある神社で参拝する。

手水は禊を表し、鈴は鈴払いといいます。

手水は・・・ひしゃくで手に水をかけて清めるアレです。

鈴は・・・・お賽銭箱の上にある赤白等の綱が下がったガランガランと鳴る、あの大きな鈴の事

簡単!神社に行けばやってますよね!
中の人ちまめ

 

三つ目

そして、もう一つは出かける前にシャワーを浴びる事。シャワーを浴びるのは禊です。

とても簡単!!
中の人ちまめ

 

こんな事か!とあまりに簡単すぎて、定説を覆すほどの威力にイマイチ欠ける...と思ったら

次の章では、ここなら初詣に気兼ねなく行けるっていうお話を...

 

厄除けと厄払いの違いを知れば、喪中でも初詣ができるって話

まず、『厄除け』と『厄払い』の意味合いを少し説明させてくださいね。

厄除けも厄払いもほぼ同じですが、ざっくりと分けるとすれば

 

厄除けは、寺院でしてもらうもの。
災厄などの邪気が寄り付かないようにするのが厄除け。

 

厄払いは、神社でしてもらうもの。
自分に災厄をもたらす物を、自身の身から払ってもらうものが厄払い。

 

え...両方してもらいたいんだけど。

寄り付かないようにもしてもらいたいし

自分の身に災厄をもたらすものが付いてるなら払ってもらいたいんですけど。

って、思っちゃいますよね。

 

ただ、ここは初詣で新年早々に厄年の厄除け(厄払い)をしたい事を優先するとするならば

まずは、『厄除け』をしておきましょう。

なぜなら、忌中でも初詣を受け入れてくれるのは『お寺』だから。

 

仏教は、死を穢れだとは言っていません。(穢れも定説からの話ですが)

その証拠に、ほとんどの仏教では葬儀の後に『お清めの塩』は用いません。

習慣として葬儀の後、自宅に入る前に『塩!塩!』と言って

身体に振りかける光景がありますが、それをするのは実際は『神道』だけです。

 

そして、『神道』の葬儀は神社では執り行いませんが

『仏教』の葬儀は、お寺で普通に行われていますよね。

初七日の法要や、49日や一周忌、三回忌...などの法要も

お寺で行う事が多々あります。

 

忌中だからと言って、『お寺に入ってはいけない』というような事は

聞いたことがありません。

言われてみれば!!と意外な盲点かもしれませんね。

 

そして、全国には初詣で賑わう寺院がいくつもあります。

関東で言えば寅さんで有名な『浅草寺』

千葉の『成田山新勝寺』

京都では有名すぎる『清水寺』・『金閣寺』・『東大寺』...京都はありすぎです汗

山形の『山寺』

福井の『大本山永平寺』

 

そして、なんと言っても今回のお話にぴったりすぎるくらいぴったりの

万人を受け入れてくれる事で有名な長野の『善光寺』

善光寺のたびノート

 

そして、『善光寺』さんのお参りだけでは、『片参り』と昔から言われいて

上田市別所にある、特に厄除けのご利益がすごい『北向観音』と合わせて両方行くのが良いとされています。

北向観音のたびノート

 

北向観音の護摩厄除けがすごいらしいって話はこちら

別所温泉北向観音の厄除け厄払いの料金と護摩焚きの時間的スケジュール

 

きっと、あなたの近くにも初詣が出来る『お寺』があるかもしれませんので

一度調べてみてくださいね。

もし見当たらないようでしたら

これを機会に『遠くとも一度は参ろう善光寺』

と江戸時代から言われている善光寺へ来てみるのも

ポッカリ空いた穴を埋めるには良い案かもしれません。

 

善光寺参りの欲張りプランの記事はこちら

 善光寺初詣の混雑と駐車場情報 そばも土産も?欲張り者の効率プラン

 

『喪中に厄年 初詣は忌中 違いがある厄除けと厄払いを知って安心参りを!』の記事まとめ

 

少々、難しめのお話になってしまいましたがいかがだったでしょうか?

 

・『喪中』の意味を取り違えている事
・『喪中』と『忌中』の意味と、その違い
・忌中でも初詣が出来る方法と参ってもよい場所

 

の三点を説明させていただきました。

 

『喪中だからな...厄年なんだけど、初詣は諦めよう』

と思っていたあなたのお役にたてたとしたら嬉しいです。

 

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