え?え?この時期にインフルエンザで学級閉鎖?
まだ、この暑い時期に?まだ夏?初秋?って言ってもおかしくないこの時期に学級閉鎖するほどインフルエンザが流行るって、どゆ事?
このまま大流行しちゃうなら、インフルエンザの予防接種だって早めにした方がいいのか?とか。
そもそも、インフルエンザの予防接種始めました!的な案内が病院に張り出されるのって寒くなってからだったはずだけど、こんなに早くからインフルエンザワクチンってあるの?
やってください!って頼めば接種してくれるの?とか
色々気になっちゃいますよね...とそんなお話。
インフルエンザの流行がとんでもなく早い!夏~秋にかけて流行るってどうゆう事?
8月終わりごろにテレビで見た
『各県でインフルエンザで学級閉鎖が相次いでいます。』なんていう聞き捨てならないニュース。
その時点で、学級閉鎖してる学校が20校って汗
どゆこと?
その後にコメンテーターみたいな人が、『実は、インフルエンザには亜熱帯型というのがありまして云々...日本も亜熱帯化してきてますからね~』とか言って終わり...
テレビ画面は、どの県で学級閉鎖になっているかって地図をサラッと映して終わり...
えーーーーっ!もっと詳しく教えてもらいたいんだけどーーー?と叫んでも終了。
ていうか、ちょっと思う事が多いんだけど全国版の情報番組とかって「東京」が絡んでないと、ほんとにサラッとしが流さないなぁ~と。仕方ないのか。全国版だし主要都市「東京」だし。単なる地方者のヒガミですかね。余談でした。すみません(~_~)
ちなみに、その短い時間で映し出された地図を目を皿のようにして視覚で掴んだ情報は。
どちらかと言うと「西日本」中心かな?というのと
小耳に挟んだ聴力で掴んだ情報は「流行しているのはA型」と言う欲求不満が残る程度の情報でした。
『亜熱帯型』??なにそれ。
だって、インフルエンザのウィルスって『乾燥していて、気温が低い所を好む』て言うのが定説じゃない!違うの?
亜熱帯って『高温多湿』でしょ?真逆じゃない!
と思うでしょ?
北半球では1~2月頃、南半球では7~8月頃が流行のピークとなる。
熱帯・亜熱帯地域では、雨季を中心としてインフルエンザが発生する。
わが国のインフルエンザの発生は、毎年11月下旬から12月上旬頃に始まり、翌年の1~3月頃に患者数が増加し、4~5月にかけて減少していくパターンを示すが、夏季に患者が発生し、インフルエンザウイルスが分離されることもある。流行の程度とピークの時期はその年によって異なる。
国立感染症研究所感染症情報センター
やっぱり、目に見えないものってあやふやで、確実にこうです!って明確なお答えがない。
でも、あやふやだけど、確かに存在してて。
台湾や東南アジアなどの亜熱帯地域では、年間を通してインフルエンザの発生がみられています。つまり、インフルエンザは夏には発生しないというわけではなく
沖縄県でも、10年以上前から夏のインフルエンザ流行が起こるようになっています。その原因としては、亜熱帯地域からの旅行者の増加、エアコンによる室内の低温・乾燥、そして沖縄自体が亜熱帯化していることなどが指摘されています。しかし、旅行者の増加や、エアコンの使用は、沖縄に限ったことではありません。また、亜熱帯地域において、インフルエンザが通年性に発生する原因も明らかにはなっていないのです。
がん・感染症センター都立駒込病院感染症科部長
結局、ざっくり1年中って事。
感染症科の部長先生でも『明らかになっていない』と言い切ってしまうほどに曖昧だけど
でも、確実に夏でも秋でもインフルエンザが流行する可能性はあるって事。
確かに、今年の夏は、一つの災害だと言われるほど暑かったもんね。
湿気もひどいし。
完全に亜熱帯の気候だった...いや!個人的には、亜熱帯超えていた!と思ってます。
インフルエンザの予防接種も早めにした方がいいのかな?
こんなに早くインフルエンザが流行り出して、学級閉鎖になるほどだったら早めにワクチンの予防接種したほうがいいんじゃ?って思いますよね。
でも、ちょっと待って!
インフルエンザの予防接種って、抗体がついて免疫効果があらわれて、やがて効果が消えていくもの。
一度やったら、もうずっと安心ってタイプじゃないから。
早けりゃいいってもんじゃないと思うのです。
ちなみにインフルエンザワクチンの抗体持続期間は
・接種1~2週間後より抗体が上昇
・3~4カ月後には徐々に減少
なので、ワクチン効果が期待できるのは接種後2週間から3~6か月までと言われています。
6か月も持ってるかな?っていう気もしますが...(^^;
これを踏まえて厚生労働省が推奨している時期は
インフルエンザの流行時期は一般的に12月から翌年3月頃。これにより12月までには接種が終了することが望ましい。
...んだそうです。
でも、これってうがった見方をしちゃうと。
国として、大大大流行を抑えるために大大大流行しそうな時期の予防をしたいから大大大流行しそうな時期に狙いを定めた計算上の時期を推奨してるだけなんじゃないの?
って疑り深いわたしは思っちゃうのです。
個人個人がインフルエンザにかかってツラいだろう、困るだろうという前提じゃなく
国益とまで言っちゃうと大げさだけど、乱暴な表現をしちゃうと『国内で大大大流行を抑える為の時期の推奨』なのかなって...意地悪すぎかな?
確かに大大大流行しちゃえば、更に更に拡大して、老人施設や病院にまで広まって
体力のない老人や身体の弱ってる病気の人、赤ちゃんなんかがインフルエンザにかかっちゃったら重篤化して、命を落としてしまう事だってあるわけだから
特に流行る時期の見極めをして、その時期に流行らないようにする事も本当に大切な事だとは思うけど。
立場を変えてみると
実際に、『予防接種しなくちゃ!!』って思う側としては、やっぱり自分や自分の子供、家族がかかったら嫌だな...困るな...と思って予防接種を受けるわけで
『国内での大流行を防ぐために!』と壮大な目的を持って、予防接種を受ける人はあまり...というか残念ながらほぼいないと思うんですよね。
となると、インフルエンザの予防接種の適切な時期って一応、推奨されている時期も考慮にいれながら個人的事情に合わせた時期でいいんじゃないかと思うのです。
例えば...
受験生はお受験に照準を合わせてあげなきゃだろうし
部活で大切な大会がある子は、練習期間も含めて考えてあげなきゃだろうし
お父さんもどうしても休めない仕事が入ってる時期があるかもしれない。
そんなこと言ったら、お母さんなんかずっとだけどね。
はたまた、お正月休みに海外旅行の計画を立てていて、もう前金払っちゃってて前日とかのキャンセル料バカにならないから!っていう人もいるかもしれない。
って、それぞれここだけは!っていう事情がある人がいっぱいいるはず。
だから、一般的な推奨時期に流されずに
個人個人の事情や都合と
インフルエンザウイルスの抗体が間違いなく効いているだろうの時期
が合うように予防接種の時期をずらして考えてみるのも一案だと思うのです。
インフルエンザの予防接種っていつからやってくれるものなの?
で、早けりゃいいってもんでもないと言っても
じゃあ、インフルエンザの抗体が一番強くきいているであろう時期が3~4ヶ月と考えて
どうしても、10月に罹りたくないという理由があるとしたら?
例えば
うちの子、吹奏楽やってて全国大会にやっと進めたの!ここだけは、インフルエンザにかからせるわけにいかないのよ!
とかね。
じゃあ、10月を効き目最強の時期に当てはめたいとしたら8~9月にはインフルエンザウイルスの予防接種を受けなきゃじゃない!
8~9月にインフルエンザワクチンってあるのかな?って思いますよね。
実は、インフルエンザワクチンが世の中に放出されるのって概ね10月1日なんです。
それも、最初の頃は出荷量も少な目。
引用元:厚生労働省
これも、致し方ない理由があって。
ご存知の通り、インフルエンザウイルスは色々な種類がありますよね。
で、今季は何型が流行するのか?という予想を経てて、その予想を元に4種類ほどを織り交ぜてワクチンを製造します。
ので、そんなに早くは無理!ですよね泣
あれ?また穿った意地悪な妄想が...
何を参考にして予想ってたててんだろ?
まさかっ Σ( ゚Д゚)
夏に流行したインフルエンザウィルスを参考にしたり...してませんよね(;・∀・)
...ステゴマナンテコトナイデスヨネ
いやいや!WHOさんとかが、世界的な大きな目でみて検証したりしてるんですよね♪
『インフルエンザの流行が早いのはなぜ?予防接種も早めがいいの?いつからしてくれる?』の記事まとめ
あまりに早いインフルエンザの流行による学校閉鎖のニュースにガッツリ食いついてしまった挙句のお話でしたが
亜熱帯型???と思われる8月~9月のインフルエンザの流行に対しては、残念ながらインフルエンザワクチンの製造が間に合わない為、予防接種で防ぐ事は叶いません。
そして、ワクチンも完全な予防ではない事は良く耳にしますよね。
ですので、手洗い・うがい・身体の抵抗力を高めるなどの自己予防・自己防衛を日ごろから気を付けましょうね。
では!