カラーバターって、そもそもナニ?
カラートリートメントと何が違うの?
って、そんな人も多いのかな?と思いまして
そもそもからのお話です。
年齢による髪の変化に気づかずに
度重なる白髪染めのヘアカラーと縮毛矯正で
パサパサのチリチリバッサバサまで髪を傷めてしまって
ヘアカラーでの白髪染めをやめつつ…
悩みに悩んで、今 継続中のカラーバターのお話です。
ヘアーカラーの白髪染めとの違いは
白髪染め頻度があがる50代 髪が傷んで枯草!間隔延ばすアイテムは?
で詳しくお話しています。
カラーバターってなんなの?
カラーバターとは?
一言で言ってしまえば
トリートメントの中に髪を痛ませない色素を混ぜたもの。
そして、洗髪と共にだんだん退色していきます。
カラートリートメントって、『私の記憶が確かならば』
利尻系が走りだったと思われます。
…と思ったら、利尻って最初に出したの
シャンプーで染まるタイプ(;´Д`)
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まったくもって、確かではない記憶に愕然…( ゚Д゚)
御年50歳。
カラートリートメントの種類が多すぎやしないか??
まぁ、どちらにしても利尻のあたりから
日々のシャンプーやトリートメントで手軽に白髪染め♪
みたいなキャッチフレーズで一気にいろんな商品が出回りだしました。
え??今までの白髪染めの手間って何だったの?
シャンプーやトリートメントで染まるならサイコー!!
みたいな感じで、更年期を迎えるあたりの白髪に悩む層から注目されて
有名無名、各社から数えきれないほどの商品が乱立し始めたわけです。
そして、商品が増えれば増えるほど何が良いのか分からない状態に…
・しっかり染まるの?
・髪が傷まないってほんとなの?
・髪が緑になるっていうけど大丈夫?
・タオルや枕に色が付くんじゃないの?
・ヘアカラーみたいにアレルギーをおこさないってホント?
・結局どれが一番おすすめなのーーー???
これって、各社それぞれ、その商品その商品で
内容物や原材料が色々様々で
カラートリートメントというものは、こうです!!
って言いきれないんですよね。
今現在で人気NO.1 NO.2を争っているといえば
【LpLp(ルプルプ)】公式HP
この、『王者のトップ2』たった二つだけを選び出して比べてみても
それぞれ、公式のHPで見て分かるように
色見の種類
マイナチュレ→2色 LpLpルプルプ→4色
に差があったり
ちょっとだけ染め方の違いがあったり
入ってるものも違うし
もっと、細かく言えば髪の健康状態にとって大切な
≪ph→酸性か中性かアルカリ性か≫
にわずかながらも違いがあったりと
それぞれの特徴があります。
選ぶ人のこだわりや好みによって、良し悪しも変わりますので
自分のニーズに合わせて選べるっていうメリットでもあるんですけどね…
たとえて言うなら…えーーーっと (○ ̄~ ̄○;
美味しいカレーと一口に言っても
使っているスパイスもそれぞれ異なります!
インドカレーにタイカレー、辛いカレーに甘口カレー
スープカレーにドライカレー
はては、家庭の味の王道バーモンドカレー中辛ってな具合に
カレーの種類がありすぎるっっ!!
どれが、いいとか悪いとか言ってる次元じゃない。
そんな、バラエティー豊かなカラートリートメントの枠の中に
入っているようで入っていないような微妙な立ち位置なのがカラーバター
それに比べてカラーバターはざっくり2種類しかないといっても過言ではない
【カラーバター】で検索してみてくださいな
検索結果で出てくるのは、ほぼ
【エンシェールズ カラーバター】ばかり。
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そして、美容院専売品(風)に販売しているのが
【エルコス カラーバター】
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もっと、深堀りして調べつくすと出てくるものもありますが
カラーバターと言えば、この二種類がシェアを占めています。
エルコスの方には、トリートメント効果として『キュプアス』というアマゾン自生植物のオイルをうるおい成分として配合しています。と言っているくらいで
その他は入っているものも、使い方も、phもテクスチャもほぼ同じ!!
こんなにかぶるか??と思うほど、ほぼほぼ合致しています。
唯一の大きな差としては、色の種類。
【エンシェールズ】の色の種類は何と!27色( ゚Д゚)!
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【エルコス】は透明色を抜いて15色
この差は、たぶん【エンシェールズ】の方が一般的に広く販売されていて
素人でも色を作らずとも好みの色に簡単に染められるように..だと推測します。
個人的には、アメリカ製の【マニパニ】※注1に対抗してるのか?
という穿った見方もしていますが…
一方【エルコス】は、どちらかというと美容院での使用を目的にされていて
15色から色を混ぜて、好みの色を作り出す事を前提に無駄に色を増やさない姿勢の印象。
※注1...【マニックパニック】
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アメリカ製。カラーバターはトリートメントを主原料としているが【マニパニ】の主原料は酢酸とハーブ。酸性なのでアルカリ性に傾きがちな髪を中性に戻してハーブで整えながら髪に色を乗せる。カラーバターの色と比べて原色系でビビットな色が売り。カラーバターよりもテクスチャがゆるいので塗りダレしやすい。色落ちが早め(1週間~2週間程度)
カラーバターという枠だけで考えるとするなら
【エンシェールズ】か【エルコス】かの二者択一しかないから楽ちんと言えば楽♪
これらを踏まえて…
カラーバターとカラートリートメントの違いは何か?
という、お答えとしては
●種類が多すぎる
●製品によって何が入っているかわからない
●テクスチャが柔らかめ
●色選択が2色~、多くて4色程度しかない!!

●エンシェールズとエルコスの二者択一でOK(ほぼ)
●テクスチャが固め
●色選択が豊富で茶色系以外も楽しめる

わたしの場合、今の髪の傷み具合からして
これ以上髪と地肌に負担をかけられる状態ではないので


何が入っているのか?
髪に色を入れる為にどのような手法を使っているか?
その辺りが分かりにくい物には手が出しにくいです。
実際にはカラートリートメントで髪をツヤツヤにしながら白髪染め♪
と謳いながらも
一般的なヘアカラーと比べて
染まりにくいという欠点をいかに克服するか!を追求するために
髪のphをアルカリ性に傾ける成分を少し入れて
キューティクルを開かせて(←これ、髪傷みます!)
色を入れる方法を取っている商品があったり
髪が緑になっちゃうなんて話も色々な説があって
硝酸銀という成分が原因なのでは?
染料の黒色を作るのに緑を濃くして濃くして濃くして…作っているからなんじゃ?
昆布系を染料としていると???
などなど、言われていて原因も定かじゃないし。
髪が緑になっちゃうってどゆこと?
噂でしょ?噂!!
緑系ってアッシュな感じで逆におしゃれなんじゃ?
なんて思っていたので

カラーバターで髪をピンクにするのも飽きてきたし茶色にするならカラートリートメントでいいよね?
次はカラートリートメントやってみようかなぁ~
なんて軽い感じで担当の美容師さんに聞いてみたんですね。
そしたら…

あっ!できればカラートリートメントは避けてもらえるとありがたいです
( ;∀;)

なんでっ(´・∀・)?

カラートリートメントでずっと白髪染めをしていくとか、パーマもかけないって場合は何の問題もないんですけどね?
薬剤を使うヘアカラーやブリーチ、あとパーマをすると稀になんですけど髪が緑になる方がいらっしゃるんですよ(>_<)
ちまめさん、いずれ縮毛矯正されますもんね?

えっっ(゜□゜ψ)ψ
ほんとに緑になる事あるんだ??
都市伝説だと思ってた!!
この緑も私が思っていたようなアッシュ系の綺麗な緑ではなく
コケが張り付いたような、見るからに【変な】緑なんだそうで…
緑になっちゃったから助けて!!
と来店されたけど、完全なる修復は厳しかったようです。

濃い目の茶色とかに染めなおしてもダメなの?

真っ黒に染めなおしてもダメでしたね(;´Д`)
稀なケースではあるけれど
絶対に大丈夫とは言い切れないから、避けてもらえれるものなら…って事で。
原因がイマイチ定かじゃないだけに
どのカラートリートメントだと緑になってしまうのか??も分からないし
『ちょっと怖いかな…』っていうのが本音。
ただ一つカラーバターで気になっている点
カラーバターには、がっつりシリコンが入ってます((+_+))
ノンシリコンで髪がパサパサ?本当に何がいいのか専門家に聞いてきた!
シリコンは全部悪だとは全然思っていないけど
ちょっと入りすぎている気がするんです( ;∀;)
このシリコンが縮毛矯正をかけるときに
お薬の邪魔にならないか?ムラにならないか?
が今の心配事。
白髪にカラーバターはアリなのかナシなのか
カラーバターでは完全に白髪は染まりません。
そして、残る黒髪も望んだ色に染まるわけではありません。
更に、いずれ色は抜けて白髪に戻ります。
だったらなんで白髪染めに向かなそうなカラーバターにそこまで固執する?の記事

一般的なヘアカラーの白髪染めのカラクリ
ちなみにですが
一般的なヘアカラータイプの白髪染めのカラクリは
化学変化を起こさせる薬剤を使って
一度全ての髪を明るめに色を抜いて
アルカリ剤でキューティクルをガッ!と開いて
髪の内部に色素を入れ込み
白髪も黒髪も全部ひっくるめて希望の色に染めなおすという方法。
詳しい内容は白髪染め頻度があがる50代 髪が傷んで枯草!間隔延ばすアイテムは?で。
使っている色素は『過酸化水素』で酸化させる事によって発色させる
ジアミン系と言われる色素。
染色能力は強力!
けど、このジアミン系の色素はアレルギーの原因になるので要注意物質なんですね。

カラーバターの髪に色を付けるカラクリ
カラーバターは、薬剤で化学変化を起こして髪を染める要素は一切なく
髪の表面付近に色を乗せるという感覚。
使用している色素は
(+/-)HC Red3、HC Blue2、HC Yellow2、HC Yellow5、
塩基性 赤 76、塩基性 青 3、塩基性 青 99、塩基性 紫 14、塩基性 黄 57、塩基性 茶 16、紫 401
出典元: 製造発売元(株)エルコス
- 分子的にとても小さい
- 小さいのでキューティクルを開かなくても髪の内部に入り込める
- 小さいので流出しやすい
- 分子的に少し大きい
- 髪の内部に入り込めない代わりに+イオンを持っている
- +イオン持ちなので-イオンの髪に吸着する
この、HC系の色素と塩基性系の色素で弱点を補い合いながら
髪に色を付けるというカラクリです。
髪を脱色するような要素は一切ないので
黒髪に関しては、ほぼ色が入った感じはしません。
黒髪でも明るめにしてあったり
元々色素の薄い髪色の人は分かりやすいけれど
黒味が強い黒髪の場合は光が当たると何となく入れた色に輝く程度です。
カラーバターを白髪にやってみた!使い方とコツ・おすすめ色は?
【重要事項】白髪に関して
白髪は白いんだから色が入りやすいわよね??
って思いますよね(;’∀’)
そこが、難点で…
白髪だろうと黒髪だろうと健康な髪ってイオン的には-イオンを持っているんですね。
という事は、-イオンを持つ塩基性の色素が吸着しにくいって事。
逆に脱色したりパーマなどで傷んだ髪は+イオンを持つようになるので
言ってしまえば、傷めば傷むほど塩基性の色素が吸着しやすいって事。
そこで、HC系の色素が補ってくれるんだけど
しっかり深く染まるという感覚ではありません。
更に、HC系は色素が流出しやすいから入れた色が長持ちしない。
色にもよるけど、2週間~もって1か月弱。
なので
完全に完璧に白髪は隠したいのよ~!!
って方には向きません。
完全に白髪を隠したい場合は
一般的なヘアカラータイプの白髪染めをおすすめします。
ちなみにカラーバターの色素が入りやすくなる補助剤として
エルコスのカラーバターシリーズで
混ぜると白髪にも色が入りやすくなるプラスワンクリームというお薬があります。
一時期わたしも使っていました。
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このプラスワンクリームは、アルカリ剤で
カラーバターに1%の割合で混ぜて使うと白髪にも色が入りやすくなるというもの。
アルカリ剤によって、傷ませない程度にキューティクルを開いて
カラーバターが持つ色素を髪の内部まで浸透しやすくする為のお薬です。
1%程度なら微々たるものなので健康毛ではびくともしないと思いますが…
言ってもアルカリ剤なので、私のボロボロの髪では
髪が更にアルカリ性に傾いて
すでに無いんじゃないだろうかというほど
哀れなキューティクルが開きっぱなしになり
痛みを加速させてしまいそうなので今は使っていません。
↑カラートリートメントの場合は
これが勝手に入っちゃってる事があるので怖いです。
健康毛で、傷みにくい髪質の方は影響は少ないはず♪フォロー(;´Д`)
カラーバターって何?カラートリートメントとの違いは?白髪染めにはアリかナシかまとめ
カラーバターは、トリートメントをしながら優しく髪に色を付着するもの。
黒や茶色だけじゃなく好きな色を楽しめる。
カラートリートメントと比べて不確かな部分がない。
グレイヘアーを目指す
黒や茶じゃなく白髪に色をいれてみたい
白髪を完全に隠せるわけではないけれど
髪の傷みを気にせずに色を楽しみながら安心して使えるのがカラーバターです。
くせ毛のドライヤー術 乾かし方とブローのコツ&ボリュームを抑える方法
パサパサ髪は、乾かし方もかなり重要ポイントってそんなお話もしています。
おしまい。