盆提灯は一対って、なんでいわれてるの?『一般的には』を覆す話

お盆に供える柄の盆提灯冠婚葬祭

葬祭事って、地域や家々で決めごとが違ったり、しきたりがあったりで本当にややこしい。

盆提灯ってなんで一対って言われてるの?一対じゃなきゃだめなの?

その他、一般的と言われている盆提灯の当たり前を一般的じゃなくて良くない??と元葬祭従事者のちまめが覆してみました。

 

 

盆提灯と言えば?

絵柄が入った柄提灯と白提灯を思い浮かべる人が多いと思います。

まず初めに、柄提灯と白提灯の特徴と違いの≪一般的な事≫をお話ししましょう。

 

赤色で【注目点〇】で示している項目は

≪果たして一般的でいいのだろうか?≫という部分です。

一般的を踏襲しない方が、貰う側も贈る側も都合が良かったり、有難かったりするんじゃないの??という部分。

この≪一般的でいいのだろうか?≫部分は、後程お話ししていきますので

まず、特徴と違いを簡単に説明させてくださいね。

 

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盆提灯の白提灯と柄提灯の違い

【色柄提灯】

・盆棚や仏壇の前に、正式には1対で飾る。≪注目点1≫

・新しい仏様だけではなく、代々のご先祖様をお迎えする目印とおもてなしの意味合いを持つ。

・新盆の時だけでなく、毎年のお盆のたびに飾るので処分はしない。

・親族や親戚が贈る事が多い≪注目点2≫

・店舗や展示会などで、柄や材質を選び、家紋等の打ち合わせをした後に手配となる為、即時引き渡しという販売方法をあまりしていない。

特に家紋等を入れる場合は最短でも2週間はかかる事を念頭に余裕をもって用意する。

・1万円前後~。材質や造りによって10万円以上するものまで高価な物も。

 

【白提灯】

・用意は基本一つ。(地域によってはやらない地区もあります。)

・新しい仏様が初めてのお盆に迷わず帰ってこれるように目印として玄関先などに吊るす物。

・新盆だけに飾って、お盆が終わったら、お焚き上げなどで処分します。

・主に、葬儀の時に喪主を務めた人。もしくは、故人の家族が用意するもの。≪注目点3≫

・量産されているので、特別に家紋を入れる等の希望がなければ、慌てなくても手に入りやすい。

・特別な物でなければ1500円~10000円程度で購入できる。

 

と、同じ盆提灯でも位置づけや扱いが違います。

では、ここから≪一般的じゃなくてもいいんじゃないの?≫ポイントを一つ一つお話していきましょう。

 

柄提灯を是非1対(計2個)用意する必要はない!

 

【柄提灯】

≪注目点1≫の一般的じゃなくても良いんじゃない?ポイント

 

『お盆の提灯は1対が正式』と言われていますが...

絶対に1対(計2個)にしなきゃいけないものじゃないよね?というお話。

 

なんで、盆提灯は1対と言われていれるのか?

 

仏教の『中道』という教えからきています。

中道については

新盆は簡単に家族だけでも盆提灯は必要?の場合のおすすめは?

の3章で、触れていますのでよかったらどうぞ♪

 

この『中道』という教えを下に寺やお仏壇って左右対称で作られているんですね。

仏具も同じで、左右対称が基本と言われています。

提灯も仏具の一種とすると、左右対称に1対で置くのが好ましい。

という事のようです。

 

でもですね。

最近では現代の家庭の事情や、住宅事情から1対とかで貰っても迷惑!!

 

という場合が多いんです。

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決まりだから。

こうゆうものだから。

 

という部分を最優先してしまったばっかりに、本来の『人の生き方』を説いた『教え』が、本末転倒になってしまうお葬式や法要のケースを葬祭業をしながら何度も見てきました。

 

一番多いのが、家族葬のゴタゴタ。

人を大勢呼ばない事に対する親戚からの文句。

お葬式でお経を上げる住職は3人以上でなければならない!!と言い張るお寺様。

その他にも、お供え物の数や種類のこだわりなどなど...

細かい事を言いだすときりがありませんが

喪主様・施主様の意向、または故人の遺志に反しての周りからの意見や、教義に凝り固まって決まり事を押し付けるお寺様によって

故人を送る意味や偲ぶ意味から大きく外れてしまった形だけの儀式なんて意味があるのかな?

 

と思う事もしばしばでした。

 

それ。しなくてもお釈迦様...怒らないと思うよ?

 

なんて心の中で思いながら。

 

『人の生き方』があっての『教え』であっって、

その『教え』からの『形や形式』だったはず。

 

今回のお話しの提灯に当てはめるとしたら

 

どんな事情があろうと、立派な提灯を一対必ずお飾りする事ぉ~...ナム~…

 

なんて仏の声はおっしゃらないんじゃないのかな??

 

と、思うわけです。

 

新盆の提灯って親族や親戚が選んで贈るってお互いデメリット多くない?

 

【柄提灯】

≪注目点2≫の一般的じゃなくても良いんじゃない?ポイント

 

盆提灯を親族や親戚、親しい間柄同士で贈り合うのは

新盆提灯を贈る事によって故人への供養の意を表す為。

 

続き間の仏間に何対ものお提灯がズラッと並べられた様は

いかに故人が皆に慕われていたか

いかに当家が親しまれているか

の象徴的な場面だったのかもしれませんね。

 

でも、現代の住宅事情で実際に提灯を何台も並べて...なんて光景はなかなか厳しいもの。

 

親族、親戚・親しい間柄の人たちが、それぞれに提灯を贈る...って、現実的ではないですよね。

 

贈られる側の都合や事情を慮るのも贈り物の意味の一つですし

せっかく贈るなら、建前じゃなく心から喜んでもらった方が送る側だって嬉しいはず。

 

贈る側も、故人の供養の意が押し付けになってしまわないように...と気を使う事が多く

贈られる側も、変な話、お提灯貰えるのか?もしないなら自分でそろそろ手配をしなければ!と焦ってみたり、戴いた提灯が部屋にそぐわなくて...ちょっと有難迷惑だったり...

 

などと、気を使うことが多くて悩ましいもの。

こんな悩ましさを回避する方法として

最近では、提灯代として現金で贈るという方法が主流になりつつあります。

 

 白提灯を用意するのって喪主をやった人じゃなくてもいいんじゃないの?

 

【白提灯】

≪注目点3≫の一般的じゃなくても良いんじゃない?ポイント

 

もし、提灯を贈る側の立場の人が故人と本当に近しい関係だけれど、家から出ている場合だったら?

例えば故人の実子などで気の置けない家族的立ち位置の場合

 

他の親戚から柄提灯をいただく予定がありそう。

そんなに柄提灯いらないし...という事であれば

施主と相談の上で

敢えて、施主の代わりに白提灯を用意するというのも良いかもしれませんね。

 

お値段が1500円~5000円と思ったより安価で手に入りますので

『贈る』というには金額的に物足りない...と思われるようなら

他に、お供え物として果物や盛り菓子との合わせ技で盆の入りの数日前に贈るという方法も良いかと思います。

 

盆提灯って、なんで一対って言われてるの?『一般的には』を覆す話のまとめ

どうも、葬祭事って『何が本当なの?』『聞いてたことと違う!』『普通だったと思ってた事が非常識だって言われた!』などなど、悩ましい問題が勃発しやすいもの。

お盆の時期になると、特に新盆を迎えるお宅ではザワザワしがちなので今回は盆提灯について気持ちの落としどころになればな~…

と一つの考え方として一般的じゃなくてもいいんだよ~という部分をお話してみました。

一番大切な事って、家族、親族、親戚が気持ちよく穏やかに、ご先祖様を供養する事なんですよね。

一般的から外れたっていいじゃない!

それぞれの地域ルールや親せきルールを取り入れながら

かつ、そのルールだって絶対じゃないよね?と心を丸くしながら、気持ちの良いお盆をお迎えくださいね。

 

そのほか、新盆アレコレ記事たち

新盆は次の年でお盆が49日前のお盆のやり方は?お墓参りは?

新盆提灯の用意はいつまでに?誰が買う?お返しは必要?

新盆どうすればいい?段取りや用意は何をしたらいいの?

 

おしまい。